地に足がついた人とか、地に足のついた生き方とか、そんな言葉をときどき耳にしませんか?
または若い頃、10代のころなどに、
『地に足をつけなさい』と両親から言われたとか。
幸いわたしは、とても慎重で、まじめ人間(今も?)なので、このような言葉を両親から言われたことはありません。
ただ今も、❝地に足のついた生き方❞ というものにとても興味があり、いったいぜんたいそれが、どういう生き方なのか?問い続けています。
そのようなわけで、今回はこの言葉について、あらためて調べてみました!よかったら、あなたも参考にしてくださいね。
Contents
【地に足をつける】とは?
【地に足をつける】の意味
【地に足をつける】という言葉を使う場合は、
実は【地に足がつかない】と否定形で用いることが多いようです。
なので、肯定形で使う場合は、次のようになります。
【地に足がつく】
【地についた】
これら肯定形の意味は次のようになります。
- 考え方や行動がしっかりしていて、落ちついている
- 調子が定まっていて、安定している様子
- 物事に集中し冷静な状態
【地に足がつかない】の意味
では、否定形の【地に足がつかない】
という言葉の意味は、どうなるのでしょうか?
それは、次のようになります。
- 浮足立って、落ち着かない様子
- 冷静さを欠き、気もそぞろでそわそわとしている状態
- 腰が据わらない
- 軸足が定まらない
- 物事に集中できず、気が散漫な状態
このように否定形の言葉の意味をみていくと、とにかく落ち着かない、身体だけじゃなく、こころも精神も集中できず、うわの空な感じが想像できます。
では、肯定形で【地に足をつける】を使う場合は、どのような言い方をするとよいのでしょうか?
この場合、【足が地につく】という言い方が本来の正しい使い方になります。
【足が地につく】の意味
【足が地につく】の意味には次のようなものがあります。
- 足がしっかりと地について、落ち着いている様子
- 調子が定まっていて、安定している様子
【地に足がつく】
【地についた】
という言葉と、意味合いはほぼ同じです。
【足が地につく】という言葉は、とても安定しているさまや、落ち着いている様子をあらわしていることがわかります。
それは身体だけではなく、こころや精神も、どっしりと、冷静に落ち着いている様子が伝わってきます。
これらのことを踏まえて、あらためて捉えなおしてみると、足が地についた状態とは、
『現状を冷静に正しく認識して、こころも身体も安定して落ち着いた状態』
といえるでしょう。
【足が地についた】生き方とは、どんな生き方?
では、【足が地についた】生き方とは、どんな生き方なのでしょうか?
【足が地につく】の意味を捉えていくと、
『現状を冷静に正しく認識して、こころも身体も安定して落ち着いた状態』
であることがわかりました。
つづいて、このような状態の生き方とはどんなものなのか、考えてみましょう。
【足が地についた】生き方とは、経済的にも安定していて、こころにもゆとりがあり、心身共に健康であることなどが思い浮かぶのではないでしょうか?
人間関係にも恵まれていることも大切でしょう。
このようなことをふまえてひと言でまとめると、
人生のさまざまな角度が、バランスよくそれなりに満たされた状態であるといえます。
人生のさまざまな角度とは、つぎのようなものです。
- お金
- 仕事
- 家族
- 心・精神
- 健康
- 学び
- 人間関係
それでは、これらのバランスが整って満たされた状態とは、どのような状態でしょうか?
それは、個人の主観や価値観、感じ方によって大きく変わります。
なので、あなたの中の価値観やものごとの優先順位をしっかり確認してみましょう。
どのようなことを美しいと感じるのか、どのくらいの状態が一番満たされるのか。一度、自分自身をしっかり振り返る時間をつくることをおすすめします。
さらに、現状を客観的に正しく把握していくことが大切です。
そのためにも、自分自身をよく理解しているということが重要になってきます。
【足が地についた】生き方を実現するためには、つぎのようなことをふまえて、あなたが優先するものや価値観と照らし合わせながら、人生のさまざまな角度をチェックしてみてください。
- 自己理解
(自分を知る、自分の望みを知る) - 客観的に見る
- 現在地を知る(現状把握)
- 目標や生きる方向性を確認する
- 価値観と優先順位
そして安定している状態とは、少し勘違いをしてしまうと、変化のないことが良いことと捉えてしまいがちです。
変化がないということは、実は緩やかな衰退を意味します。
しかも、変化が無いというのは、実は不自然な状態のこと。この世の常は ❝無常❞ です。
仏教では、『諸行無常』という言葉があり、生きる上で基本的で重要なあり方・考え方とされています。
『諸行無常』とは、この世の一切のものは変化するということ。不変のものは無いということです。この世では、同じ状態は続かないということです。
人間は、無意識でいると変化を嫌う方向に傾きます。変化を恐れず、受け入れられる状態をつくるためには、ある程度このようなことを常に意識していることが大切です。
この無常の世界を理解した上で、安定した状態や生き方をつくることが【足が地についた】生き方につながります。
そのために必要な力が、次のようなことです。
- 自分をよく理解している
- 現実・現状を正しく把握する力
- 心の健康度が高く、精神的に落ち着いている
- 現実を見据えた上での行動力
- 自分の軸をしっかり保つ
- 堅実である
- 変化を恐れない柔軟性
- さまざまな人生の角度がバランスよく保たれている
もし今、心のバランスが崩れている人、不安や孤独で心がいっぱいの人がいましたら、
『瞑想』をおすすめします。心の健康度を上げていかないと、仕事も人間関係も苦労します。心身も病み、終いには経済的にも困ることにつながるからです。
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このように【足が地についた】生き方をつくるためには、
なによりも自分の土台をしっかりつくっていくことが大切です。
自分の土台とは、
心も身体も健やかで、
生きるための知恵や知識を持ち、
仕事をしていく上での技術を身に着け、
自分をよく理解することや自分で考える力、
良好な人間関係をつくること、
などになります。
現実の人生の中で、心の余裕をつくり出すためには、貯金など経済的な面がある程度(どの程度のことを言うのか、人それぞれ価値観や感じ方は違いますが)整っていることも大切でしょう。
たとえば、もしどこかに家を建てるとするならば、しっかりと整った土地であれば、どんな家だって建てられますよね。
反対に、地盤が緩く、ズブズブとぬかるんでいたら、もし家を建てたとしても、あっとうまに崩れてしまいます。
自分の生き方や人生も同じで、なにか予期せぬ出来事が起きたときに、自分自身の土台がしっかりしていなければ、あっというまに崩れてしまう。
【足が地についた】生き方とは、ただ安定して安全であるだけなく、自分をよく理解した上で、人生を組み立てたり、柔軟に対応できる力を備えている自分の土台があることといえるでしょう。
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◆人生の土台の作り方がわかる本です!よかったらこちらの記事を参考にしてくださいね^^
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まとめ
【地に足をつける】というよりも、
【足が地につく】【足が地についた】という使い方が、本来の正しい使い方です。
そして、【足が地についた】生き方とは、自分自身をよく理解したうえで人生をつくり上げていく力があること。
それは、自分の土台をしっかりつくっていくことです。
それらに必要なことが、人生のさまざまな角度がバランスよく整っていることや、精神的に安定していること、現状を把握する力や柔軟性のある行動力などを持っていることになります。
自分の土台をしっかりつくって、しなやかに、【足が地についた】生き方をしていきたいものですね^^
最後までお読みいただきまして、ありがとうござました。
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