『藤原先生、これからの働き方を教えてください!』は新しい生き方のおすすめ本

こんにちは、karenです。

あなたは今、どんな仕事をしていますか?
これからどんな働き方をしたいですか?

時代の流れが速い今、AIやその他テクノロジーの進化で、働く環境も大きく変化していきます。

なんとなく、10年後、20年後も同じ仕事をしているのは難しいだろうな、
いったいどんな仕事があるんだろう?
そんなふうに感じている人も多いのではないでしょうか。

今回は、これからの働き方について考えるときに、とてもおすすめの本!

『藤原先生、これからの働き方について教えてください』をご紹介。

こちらの本について、心に響いた考え方(一部ネタバレ)などをわたしなりにまとめましたので、よかたら参考にしてください^^

Contents

仕事とは?大切な2つの考え

今回ご紹介する本はこちら。

『藤原先生、これからの働き方にちて教えてください』 藤原和博 著

『10年後のあなたは、今と同じ働き方を続けていますか?』

このような問いからこの本はスタートします。

あなたは10年後も今と同じ働き方をしているでしょうか?

するつもりでしょか?

ところで、

あなたは❝仕事❞ をどのように捉えていますか?

お金(収入)、
仕事の内容、
働き方、
環境、
会社、
仕事を通して得られることすべて、
スキル、
ステイタス、
成功、
自己実現、
出会い・仲間、
などなど

人により、仕事をさまざまな側面から捉えていると思います。

藤原先生は、❝仕事❞ を捉えるときに

大切な2つの要素があるといっています。

それが、つぎのふたつ。

  1. 時給換算
  2. 稀少性

どちらの言葉も、あまり馴染みがありませんよね。

このふたつの言葉が意味するものは、

『あなたの仕事の付加価値を測る』というもの。

それでは、それぞれの考え方について、解説していきます。

①時給換算をする

普段、わたしたちが ❝仕事❞ を考えるときに一番目を向けるものに、❝年収(収入)❞があります。

これはよく、他人と比較をしたり、他人の仕事を測るときにも基準になります。

しかし、もっとも大切なのは、❝年収❞ ではなく、❝時給❞ だといいます。

なぜなら、たとえ年収が、2,000万円でも、労働時間がべらぼうに多くて、毎日深夜まで残業し、休日出勤もあたりまえ、前回休んだのが半年前でした…なんて状態なら、まったくもって意味がないからです。

なぜなら、時給に換算すると低いからです。

これを、時間当たりに生み出す付加価値が低いということになります。

ともすると、仕事の効率も悪いということになります。

あなたは昨年一年間、どのくらいの時間働いたでしょうか?

たとえば、週に5日、1日あたり8時間働く人ならば、

年間50週間あるとすれば、約2,000時間/1年 働いていることになります。

8時間/1日 × 5日/週 × 50週間/年間 =2,000時間

あなたも、昨年の年収を年間の労働時間で割ってみてください。

すると、あなたの時給が見えてきます。

サラリーマンの平均時給が、3,000円から5,000円といわれています。

事務職(一般職)や非正規の方を含めると、1,000円から5,000円くらいの幅になるでしょうか。

それよりも時給が高い専門職、コンサルタントなどの方の時給は、1万円から8万円、さらにその上、それ以上の人もたくさんいます。

一方、低い時給では、800円くらいで、ファーストフードやスーパーなどのパートやアルバイトの仕事がそれにあたります。

なぜ、こんなにも時給に差があるのでしょうか?

この差になっているものは何だと思いますか?

その答えを導くものが、②の ❝希少性❞ です。

②希少性のつくり方

時給を上げていくには、 ❝希少性❞ が大切なキーワードになります。

時給を上げていくことができれば、あたり前ですが年収もあがります。

❝希少性❞ とは、レアカードのこと。

誰かと重ならない、独自性です。

では、この❝希少性❞ ってどのようにしてつくりあげていくと思いますか?

そのときに大切な考え方が、

『信任(クレジット)の三角形』です。

藤原先生が編み出した考え方。

クレジットとは、信用のこと。

他者から与えられる信任の総量のことを指します。

本の中では、この❝信任(クレジット)❞ について、つぎのように定義しています。

あなたが人生を通した諸活動で得られる

❝使用可能な通貨❞ 

❝信任(クレジット)❞ とは、❝使用可能な通貨❞ でありますが、これを蓄積していくのが、

人生の目的であると言っています。

わたしたちは、なんのために読書するのか?

なんのために勉強するのか?

なんのために仕事をするのか?

といえば、

すべては、❝信任(クレジット)❞を蓄積して人生の自由度を上げて、幸福を量産するためにほかなりません。

この ❝信任(クレジット)❞を3つ掛け算して三角形をつくり、❝希少性❞ をつくりだしていくことが、『信任(クレジット)の三角形』です。

以前、西野亮廣さんも、講演会でこのキャリア(信任)の掛け算のお話をされていました。

西野さんの例でいえば、

お笑い×絵本作家×ビジネス

この3つで『信任(クレジット)の三角形』をつくっています。

このように自分の得意やキャリアを3つ掛けわせることで、❝希少性❞ をつくりだすことができる。

西野さんの場合、どれも領域としても遠いものばかりですよね。このように、できれば遠い領域のもので大きな三角形をつくった方がいい。

なぜなら、より独自性が高まり、ほかの誰かと被ることがなくなっていくからです。

結果、希少性が高まります。

そして、3つの ❝信任(クレジット)❞をつくるときに藤原先生は、それぞれ 1万時間かけるとよいと言っています。

人間は、なにごとも1万時間かけて物ごとを行えば、それなりの専門力がつきます。

1万時間かけるには、約10年かかるといっています。

なので、20代になにかひとつ、30代につぎの分野をひとつ、40代にまた新たな分野をひとつ。

このように年代別にひと山つくるようなイメージで、三角形をつくっていくと良いと藤原先生はいいます。

もちろん、ものすごい集中力で、5年、8年と短い期間で専門力を身に付けるに越したことはありません。

もしくは、本業をやりながら、趣味や別の活動でもうひとつの山をつくる方法もあります。

山をつくる方法は人それぞれ。

目安は、すべての分野で1万時間です。

『情報編集力』を鍛えよう!

これからの時代は、

もうすでに今の時代はともいえますが、

今までの高度経済成長期に大切だった能力と鍛える能力がちがいます。

これからの働き方には、どんな能力が必要なのか?

それは、情報編集力』 です。

情報編集力とはつぎのような能力です。

自分の頭の中で知識・技術・経験のすべてを組み合わせ、
それぞれの状況に合わせて、
自分も他者も納得できる「納得解」を導きだせる力のこと。

なぜこのような能力が必要なのかとえいえば、時代が変わってしまったからです。

では一体、今はどんな時代なのでしょうか?

今の時代とは、『成熟社会』です。

ちなみに、今までの時代は『成長社会』でした。

よく聞く言葉、❝高度経済成長期❞。

まさに、成長の時代でした。

では、『成熟社会』はいつから始まったのでしょうか?

『成長社会』と『成熟社会』の違いはなに?という疑問がわいてくると思います。

それらを簡単にいうとつぎのとおり。

20世紀=成長社会 21世紀=成熟社会
~1997年まで 1998年~
ジグソーパズル型思考 レゴ型思考
みんな一緒 それぞれひとり、ひとり
正解主義 修正主義

今までの成長社会では、正しい答えを素早く見つけることが出来る人、記憶力のよい人などが優れているとされて、社会でも活躍する機会がたくさんありました。

学校での学びももっぱら暗記

試験でも、その暗記力が問われるようなものがほとんどでした。

しかし、これからの成熟社会では、情報があふれる中、技術の進化にともない、その情報を編集する力のある人間に価値があります。

膨大な情報から正解を見つけるのは、機械にまかせて、さらにそれらの中でより良い組み合わせをつくり出し、新たな解答を導き出すことのできる人間が必要になってきます。

❝正解を探す❞のではなく、みなが納得できる解答❞を導き出す力です。

今までの成長社会での情報処理力は、ジグソーパズルのピースを見つける作業。

でも、これからの成熟社会で必要な能力『情報編集力』は、組み立て式ブロックのおもちゃ、レゴのようにさまざまに思考を巡らせながら組み立てて、解答を導き出していく力です。

この『情報編集力』の鍛え方や使い方については、藤原先生の本の中にたくさん書いてあります。

気になる方はぜひ、藤原先生の本を読んで身に着けて、鍛えていってくださいね!

もちろん、いますぐ藤原先生の本を読まなくても、この『情報編集力』について理解していれば、これからの働き方や生き方を考えるときにとても役立ちます。

日ごろから、このあたりを意識していろいろなことに取り組まれることをおすすめします!

これからの働き方は、誰もが『経営者』

これからの働き方を考えるうえで、大切なあり方があります。

それは、みんなそれぞれが『経営者の意識』をもつこと。

正解のない時代、先行きも不透明の時代。

世界がグローバル化、リベラル化する中で、働き方や労働市場はこれからもっと大きく変化していきます。

このような時代では、働き方も、生き方も、みながそれぞれ自分でデザインしていかなければなりません。

自分経営者です。

そのときに大切なふたつの考えがあります。

それがこちら。

  1. 収益と費用の意識をもつ
  2. 修正主義

『 収益と費用(プロフィットとコスト)の意識』をもつことは、経営者意識の第一歩。

この収益と費用(プロフィットとコスト)について考えることは、自分の働きを時給換算することともつながります。

生産性や効率性もみえてくる。

この意識があれば、生活面でのお金の管理はもちろん(節約も上手になるはず)、

なにかを学ぶときや自己投資するときにも、リターンを考える意識につながります。

❝費用対効果❞

という言葉をきいたことはありませんか?

これはたとえば、もしなにかにお金を出して学ぶとします。それが果たして、後々成果となってどれくらい戻ってくるのか?ということを考えること。

収益と費用(プロフィットとコスト)の意識をもつことで、自分を操縦し、これからの働き方や生き方のデザインをしていくことができるようになります。

もうひとつ、『修正主義』とは、簡単に言えば、完璧を求めず、また

正解を探し回るのでもなく、

行動しながら修正していくことです。

この『修正主義』という行動は、慣れない人や完璧主義の人には、はじめのうちは難しくて、なかなか実践できないかもしれません。

以前のわたしも、できませんでした…。

ついつい、完璧や正解を求めてしまうからです。

なにしろ、正解のない時代で、変化がものすごく速い時代ですから、働き方も生き方もしなやかに変化していかなければなりません。

『修正主義』で行動しながら、

実行⇒改善 これをひたすら繰り返す。

自分の仕事も人生も、実行⇒改善を繰り返しながら

アップデートしていくイメージです。

これが『修正主義』という考え方になります。

ぜひ、あなたも『修正主義』を取り入れて行動してみてくださいね。

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まとめ

教育改革実践家の藤原和博さんの『藤原先生、これからの働き方にちて教えてください』の本について、心に残った考え方などをご紹介させていただきました。

これからの働き方やあたらしい考え方など、ひとりひとりの時代を生きていく方法がなんとなく伝わりましたか?

時代の感覚もつかめてきましたか?

一見、難しそうだなぁ、大変そうだなぁ…、なんて思った方もいるかもしれません。。

ひとついえることは、見方によってはとっても可能性に満ち溢れていて、自由だということ。

今は、個人でいかようにもできるツールにあふれています。

気になる方は、ぜひ、藤原先生の本『藤原先生、これからの働き方にちて教えてください』を読んで実践してみてください。

あなたの新しい働き方と人生が開けますように!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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