先月亡くなられた樹木希林さん。
あらためて、素晴らしい魂の方だったなぁと思います。
樹木希林さんが残してくれた言葉にはたくさんの叡智があります。
ちょっと視点を変えてみれば、人生も捨てたもんじゃない!
樹木希林さんのインタビュー記事の言葉をまとめました。
よかったら、読んでみてくださいね^^
Contents
他人と比較しない人生
映画『駆け込み女と駆け出し男』でのインタビュー。(2015年)
「仕事や人生を楽しむ秘訣はありますか?」
という質問に対して、樹木希林さんは、
他人(ひと)と比較しない。
世間と比較しないこと。
比較すると這いあがれないので。
挫折するので(笑)
と言っています。
『他人と比較しない』
樹木希林さんが、たびたびよくおっしゃっていたこと。
別のインタビューでも『他人と比較しない』ことを武器にして生きてきたと言っていました。
※関連記事:『樹木希林さん虚飾ない言葉と人生観、本質を見つめる生き方がすごい!』
他人と比較してもきりがない。
希林さんが言うように、正直、這いあがれなくなります(苦笑)
『他人と比較しない』ということは、
自分軸で生きるということ。
決して、わがままに、周りに迷惑をかけて生きるということではありませんが、
人生の中心(軸)は自分に置いておくということ。
わたしたちも、『他人と比較しない』で
もっと自分に集中して、
自分自身を生きていきたいですね^^
本当の活躍とは?人生面白がること!
映画『海よりもまだ深く』でのインタビュー。(2016年)
人生は日常の積み重ね。
自分が面白がらなかったら、
人生に面白いものなんて何もない。
世に名を残すのも立派な活躍だけれど、
自分がうれしい人生を生きるのが、
本当の活躍じゃないでしょうか。
樹木希林さんは、❝日常❞というものをとても大切にされている方でした。
足を地につけた人生、家事や掃除を自分でやって、家を整えることも大切にしていました。
それが、自分を幸せにすることだったからでしょう。
ガンの宣告を受けてから、
❝幸せは日常の中にあるという持論❞
をますます強く持たれたようです。
年を取り、慌てて生きがいを探す人もいますよね?
けれど、遠い所に求めていて、
なかなか見つけられないでいる気がします。
身近な好きなことに、
幸せが隠れているんじゃないですか?
これって、年を経た方だけじゃなくて、若い人も同じではないでしょうか。
生きがいや使命のようなものって、遠くに探して、頑張って見つけるものじゃなくて、
❝すでにあるもの❞ というのはよく聞く話。
幸せも、身近で好きなことや、自然にできることの中にあるのかも知れません。
日々を大切に、面白がって生きていれば、
人生全体も楽しいものになっていく
ということを樹木希林さんは教えてくれます。
人生は、日々の積み重ねであることは、まぎれもない事実。
そうであるなら、日々を大切に、面白がって生きる方が、
断然人生も楽しいものになっていきますよね?!
その忘れがちな事実を、わたしたちも、しっかり胸に刻んでおきましょう!
引用元URL:https://www.hi-carat.co.jp/column/interview/201605/entry28630.html
自分自身に見栄を張る?
産経シティリビングでのインタビュー記事。(2015年)
欲がないわけじゃない。欲はある。
でも人とズレている。
一時が万事、そぎ落して、
スクッとしていたい欲。
力を入れずにスクッとね。
人間としては、見栄は必要だけど、
その張り場所よ。
人と比較しないで、
見栄は他人に張らずに、
置かれた環境の中で、
自分自身に見栄を張ることじゃないかしら。
『他人と比較しない』ということを実践していれば、
自ずと、『自分自身に見栄を張る』ということができます。
でも、見栄を張る時は、大抵、『他人に見栄を張っている』のではないでしょうか?
それは、『他人と比較している』から。
完全に❝他人軸❞で生きているということ。
樹木希林さんが言っていることは、やはり ❝自分軸❞ で生きることが前提になっています。
『自分自身に見栄を張る』
ということは、自分を尊重することでもあります。
灯りは必ず見える
2018年7月のNYでの取材インタビュー。
メッセージ?
そんな先の無い私がメッセージを言うのもなぁ
おこがましいんですけども
ものには、表と裏があって
どんなに不幸なものに出合っても
どこかに灯りが見えるものだというふうに思っている
もちろん、幸せがずっと続くものでもないから
何か自分で行き詰ったときに
そこの行き詰った場所だけ見ないで
ちょっと後ろ側から見てみるという
そのゆとりさえあれば、
そんなに人生捨てたもんじゃないな
というふうに今頃になって思っていますので、
どうぞ物事を面白く受け取って、
愉快に生きて
「お互いに」っていうとおこがましいんだけど
そんなふうに思っています。
あんまり頑張らないで、
でもへこたれないで
この樹木希林さんの言葉で、人生を楽しいものにするコツ、軽やかに生きるコツが
明快にわかります。
自分の人生をふりかえってみても、いい時と悪い時が必ずあって、ずっといい時なんてありえない。
あなたも、自分の人生をふりかえってみて、いい時と悪い時、どちらもあるのではないでしょうか?
希林さんも、幸せがずっと続くものじゃないから、行き詰まった時には、
後ろ側からちょっと見てみて
と言っています。
そこには必ず ❝灯り❞ が見えると。
引き寄せの法則などでもよく言われていることですが、悪い出来事があった時ほど、
その出来事から得られる❝肯定的側面❞ に焦点をあてていくことが大切です。
希林さんの言っていることと同じだなぁって思いました。
そしてその悪い出来事も、希林さんが言うように、❝面白がって❞ ❝愉快に❞ 生きていれば、また良い波がくるということ。
これはスピリチュアル的な観点から言えば、❝波動を高く保つ❞ ことになります。
結果、また良い波が来て、うまくのっていける。
人生をうまく生きていくコツなのではないでしょうか?
樹木希林さんの言葉を最後にひとつ、
『あんまり頑張らないで、でもへこたれないで』
とても心に響く言葉ですね。
人生の闇を越えてきたからこその、
深くて優しい言葉です。
樹木希林さんの言葉まとめ
樹木希林さんの言葉をまとめると、
- 他人と比較しない
- 人生は日常の積み重ね
- 本当の活躍とは自分がうれしい人生を生きること
- 自分自身に見栄を張る
- どんなに不幸なことに出合っても、必ず灯りが見える
- 人生を面白がって、愉快に生きる
- あんまり頑張らない、でもへこたれない
一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書) [ 樹木希林 ]
樹木希林 120の遺言 〜死ぬときぐらい好きにさせてよ [ 樹木希林 ]
まとめ
樹木希林さんの言葉には、人生を楽しく生きるための叡智がたくさんつまっています!
その言葉のベースには、❝自分軸で生きる❞ があります。
樹木希林さんのように、自分の個性を理解して、❝あるがまま❞ の自然体で生きていきたいものですね。
たくさんの言葉をありがとうございます。
樹木希林さんという存在に感謝します。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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