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与沢翼さんといえば、「秒速1億円の男」と呼ばれ一躍脚光を浴びた方ですが、大きな失敗や挫折もたくさん乗り越えてきた方です。
現在は、ドバイに移住し、投資家として活躍されています。
コロナで世界中が翻弄されている中で、お金のプロである与沢翼さんが書かれた著書が、
『お金の真理』。
この本は、自身の体験に基づいてお金の本質的なことを書かれていますが、同時にこれからを生きていく上での心構えのようなものがたくさん散りばめらています。
これからを生きる上での大切な考え方だと思いました。
わたしの心に残ったポイントを少しお伝えしていきたいと思います。
よかったら参考にしてください^^
Contents
与沢さんの『お金の真理』
今回ご紹介するのは、与沢翼さんの『お金の真理』というこちらの本です。
与沢翼さんのこれまでの経歴や活動において、好き嫌いがわかれるところもあると思いますが、お金のプロであることは間違いありません。
「秒速1億円の男」などと呼ばれていた頃は、正直なところ、わたしもあまり好感がもてませんでした。
しかし、どん底まで落ちることがありながらも、ゼロから這い上がり、とんでもないところまで突き抜けていく力は『ただ者ではない!』と再認識いたしました。
そんな波乱万丈?!の与沢翼さんですが、まだ30代。
でも、経験値が高すぎて、先見の明をもち、学ぶところがたくさんあります。
わたしが、与沢さんの『お金の真理』を読んで、心に残ったポイントを簡単にお伝えしたいと思います。
そのポイントとは、つぎの3つ。
POINT!
- お金は命
- お金と幸せ
- お金との向き合い方
それぞれについて、簡単にお伝えしていきたいと思います^^
お金は命
今回のコロナショックで、あなたも、否が応でもお金について考えなければならない状況になったのではないでしょうか?
もちろん、コロナ以前にも、お金の悩みはあったと思います。
でも、悩みのレベルが違うという感じではありませんか?
与沢さんは『お金の備蓄』を強くすすめています。
『備蓄』はパワーであると。
定期的に収入があり、安定しているときは、明日も、あさっても、来月も、来年も、まるでずっと続くかのような錯覚がおこります。
とくに会社勤めの方は、そのような感覚に陥りがち。
でも、今回のコロナのような事態になれば、世の中は一変します。
コロナでは、飲食業界や旅行業界などの方が、大きな打撃をうけることになりましたが、
今回なんとかすり抜けられた人も、いつなんどき同じような事態になるかわかりません。
今後も、大きな自然災害やウィルス蔓延、経済破綻、大不況、技術革新により職が消えていくなど、どんなネガティブなことが襲いかかってくるかもわかりません。
とても、不確実性の高い時代にはいってしまいました。
もはや、お金と真剣に向き合わなければ、生きていけない状況です。
もし、お金の不安や自身の脆弱性に気づいたのなら、今、行動して少しでもそれらを解消する方向へもっていかなければ、次はいよいよ終わりかもしれません…。
お金に対する考えをたたき直す時です。
これからは、マネーリテラシーも必須です。
『備蓄』は、お金持ちになるための基本的な土台であり、命を守る命綱でもあります。
それと同時に、貯金したお金は『軍資金』にもなります。
与沢さんは、
軍資金がなければ、永遠に人生は変えられない
与沢翼 著『お金の真理』より
といっています。
『軍資金』が無いということは、人生の死を意味するそうです。
恐ろしい響きですね?!
『軍資金』が無いということは、人生の選択肢もほぼ無いということに等しい。
その日を乗り切ることばかりで、目の前のことに追われ、理不尽なことに遭遇しても我慢し続けなければならない。
心の余裕もなくなります。
自分らしく、満足のいく人生を歩むためには、『備蓄する』『軍資金をもつ』ということは、必須の考え方です。
お金と幸せ
『幸せ』ってなんでしょうか?
与沢さんは、次のようにいっています。
ほどよく幸せであることは、最上の幸せ
与沢翼 著『お金の真理』より
『足るを知る』
『分をわきまえる』
なども含まれてきます。
現金一括で買えないものはすべて身分不相応
与沢翼 著『お金の真理』より
与沢さんは、このように述べています。
ちょっと耳が痛いですね?!
なぜなら、わたしたちは、家や車など、大きな買い物はローンを組むことが多いからです。
現金で買えるにも関わらずローンを組んでいるのなら、百歩譲って、まだOKだとしても、貯金がそれほどないのに、このようなものをローンで購入している場合は、要注意です。
お金持ちのポジションには、到底近づけません。
程遠い在り方です。
真のお金持ちは、お金をとても大切に扱います。
よく、お金持ちは「ケチだ」なんて言い方もしますが、ケチというよりは、お金と真剣に向き合っているというのが正しいです。
使い方にもメリハリがある。
長期的視点でものを考えている。
だから、短絡的なお金の使い方や、見栄をはるだけの虚栄心でお金を使うことがありません。
本当のお金持ちは、一見すると地味な人が多いともいわれます。
与沢さん自身も、欲望と見栄でお金を散財してきたようですが、実際そのような行動をして気づいたことは、『虚しさ』だったといいます。
これも、体験しないと、なかなか理解できないことかもしれませんが、一般のわたしたちが、あえてそのような体験をしなくてもよいのかもしれませんよね(苦笑)
なぜなら、湯水のごとく、お金が無くなってしまうから。
しかも、与沢さんみたいに稼げないですし(苦笑)
そして、収入が増えても、簡単に生活レベルを上げてはならないといっています。
ミニマルな生活を心がける。
そうしないと、お金をストックすることが難しいから。
お金は、ちょっと気を許すと、あっというまに消えていきます。
本当のお金持ちとは、ストック(純資産)のある人のこと。
収入が多い人は、必ずしもお金持ちではないといいます。
なぜなら、収入はフロー、流れていくものだから。
幸せとはなにか?
しっかり自分のなかで基準をもつと良いですね^^
その基準は、ほどほどにして、低いくらいのほうが真のお金持ちに近づくことができます。
誰かと比べたり、欲望にまかせたり、身の程知らずにならないように気を付けて、
プライドや見栄は捨てていきましょう。
お金との向き合い方
さきほど、本当のお金持ちは、お金と真剣に向き合っているとお伝えしましたが、与沢さんの『お金の真理』には、そのお金との向き合い方がたくさん書いてあります。
投資家ならでは、お金のプロならではの視点がたくさんあります!
これは、絶対取り入れていったほうがいい。
一般のわたしたちには、なかなか気づかない視点も多く、時代の変化を読み解く力も必要です。
とくに心に残ったものは、つぎの言葉。
『お金の総量』はたいして変わらない
与沢翼 著『お金の真理』より
コロナ不況で、倒産した会社や需要のない仕事、失業した人など、ついネガティブな事象ばかりに目を奪われてしまいます。
いったいこれからどうなるんだろう?と不安も募るばかり。
でも、見方を変えれば、これから伸びる業界や、この不況により売り上げを伸ばしている会社もあります。
与沢さんの『お金の総量はたいして変わらない』という言葉に、わたしはハッとしました!
今回のコロナ不況のような大きな社会変化があるときは、
『お金が無くなる、もう終わりだ』などと考えるのではなく、
『今後、お金はどのような場所へ移動していくのだろう?』と考えればよいわけです。
そうすると、お金だけではなく、これからの世の中流れや、自身の仕事についてなど、さまざまな事柄の解決策がみえてきます。
投資家の方は、やはりさすがだなぁと思います。
そうやって、自分の頭で考えながら、その先の世界を見ているのですね。
そして、このような時代では、真のお金持ちになるためには、稼ぐことに注力し、お金が入ってくる道をたくさんもつと良いといっています。
小さな収入も決して馬鹿にしてはならないといいます。
(ちなみに、小さな支出も同様の考えです)
この『お金の真理』では、お金を具体的に増やす方法は書いてありませんが、さまざまなお金についての考え方、視点の持ち方、心構えなどを学ぶことができます。
興味あるかたは、ぜひ、一読されることをおすすめします。
あなたに必要なお金の知識や心に残るポイントが、あるかもしれません!
まとめ
与沢翼さんの著書『お金の真理』を読んで、心に残ったポイントを簡単にお伝えさせていただきました。
コロナの影響で、お金との向き合い方がますます大切になってきています。
会社や社会に身を任せていられる時代は終わったのだと痛感しました。
与沢さんの『お金の真理』では、お金のプロ、投資家ならではのお金についての考え方を学べるので、気になる方はぜひ本を読んでみることをおすすめします。
これからの生き方の参考にもなると思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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