【感想】山崎元さん著『お金の増やし方教えてください』は初心者おすすめ本!

こんにちは、karenです。

『世の中には知っているだけで得することがある』

❝お金❞については、この知っていると知らないとで、人生が大きく違ってきます。

さらに、知るのが早いか遅いかでも大きく差が出るのが、❝お金❞ 。

経済評論家の山崎元さんの著書『お金の増やし方を教えてください』を読んでみました。

お金の勉強をしようとしている方、お金のことを知りたいのだけど、どこから手をつけたらわからない方には、とってもおすすめ!

気になるところや実践しよう!と思ったところなど、わたしなりに感想をまとめました。
よかったら参考にしてくださいね^^

Contents

『お金の増やし方を教えてください』どんな本?

わたしが読んだ本はこちら。

経済評論家の山崎元さんの著書

『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください』

タイトルのどおり、難しいことはわからないけれど、お金を増やしたい方におすすめの本。

お金の勉強をしたいけど、難しそう…。

お金にまつわる言葉(用語)もよくわからないし、

言葉の意味をきいてもよくわからない方。

話しを聞いても、ちっとも頭に残らないとか…。

大変そうだし、面倒くさそう…。

わからないから、結局、お金のことを考えるのをやめる。

でも、やっぱり増やしたい。

そんな無限ループで、お金の悩みを頭でごちゃごちゃ考えている方には

とてもおすすめの本です。

著者の山崎元さんを簡単にご紹介♪

  • 東京大学卒業
  • 三菱商事、投信運用会社、保険会社、外資系証券会社 など
    12社の金融関係の仕事にたずさわる
  • (現在は)獨協大学 特任教授
  • 楽天証券経済研究所 客員研究員

経歴をみただけでも、すごい方ですね!

しかも、網羅的に金融業界のお仕事に携われていて、金融のプロです。

テレビや雑誌などにも出ている方なので、ご存知の人も多いと思います。

情報としても❝確か❞なのではと思い、わたしはこちらの本を読みました。

わたしは、わりとお金の勉強は好きな方です^^

30代のころにFPの資格にも挑戦し取得しました。

(ぜんぶ、自分のため、人生や将来のためと思って勉強しました。興味があると学ぶという行為が好きです^^)

ただ、勉強しても、実際にお金を増やせるかはまた別の話。

マネーリテラシーはわずかにある方かも知れませんが、実践はまだまだ。

そんな中で、お金を増やす基本や最近の制度を知りたいと思い、山崎元さんの本を読みました。

山崎元さんの著書『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください』は、

お金の増やし方の基本のキが学べます。

実践的で、具体的行動も示してくれています。

ジャンルも網羅的に。

初心者の方に必要なことと、不要なこともはっきりと説明してくださっています。

できる限りわかりやすく、シンプルに。

あとは、あなたがどの方法を選ぶかだけ。

あなたが行動し、実践するだけです。

できることからひとつずつ、山崎先生の言うとおりに行動してみると良いと思います。

少しずつ、確実にお金を増やすことができると思います。

お金と人生の選択・基本的考え

山崎先生の本を読んで、心に残った(突き刺さった・笑)お金についての

3つの基本的な考え方がありました。

その3つとは、こちら。

  1. 銀行には近づかない
  2. 新築のマンションは購入しない
  3. 保険には入らない

『そんなの前から知っていたわ』とか、

『え、あたり前でしょ!』と思った方、

『えっ、それ本当?!』って驚いた方、

反応はさまざまかも知れませんが、

山崎先生の言葉は、あたり前と思っていたことを破るようなことばかり。

だって、わたし(わが家)は、しっかり保険に入っていますから。

保険に入った方がよいと思っていましたから。

あたり前と思っていることって、一度疑ってみることが大切なのかも知れませんね。

それでは、それぞれの項目について、説明していきたいと思います^^

1.銀行には近づいてはいけない理由

『お金を正しく運用したかったら、銀行に近づかないほうがいい』

なぜ、このようなことを言うのか。

答えは、銀行のビジネスモデルにあります。

つぎの2つは、銀行の典型的なビジネスモデルの代表例。

  • 金持ちに投資をさせて手数料をもらう
  • 貧乏人に借金をさせて金利をもらう

それぞれについて詳しく書きます。

【金持ちに投資をさせて手数料をもらう】とは?

そもそも手数料とはなにか?

というお話になりますが、

手数料に含まれるものは、銀行員の給料(人件費)、店舗の家賃代、CM代(広告費)など。

投資をするにも、手数料には敏感にならなければなりません。

この点については、ほかの経済の専門家の方も言っていること。

資産運用をするときには、コスト(手数料)をくまなくチェックし、把握する必要があります。

コスト(手数料)が高い金融商品を購入すると、増えると思ったのに、なぜか少しずつ減っていくという事態に!

銀行の手数料は軒並み高いので、山崎先生は、

ネット証券の口座を開設することをおすすめしています。

ネット証券をおすすめする理由は、つぎの理由から。

人件費(社員数が少ない)もそれほどかからないし、店舗費用(地代・賃料)などもありません。

なので、通常の銀行などより、はるかに手数料が安く資産運用ができます。

山崎先生は、SBI証券楽天証券などをおすすめしていました。

ちなみに、わたしはもう何年もSBI証券を利用しています。(ご参考まで)

この【金持ちに投資をさせて手数料をもらう】 という行為は、

定年を迎え、退職金でたくさんお金をもっている高齢者も該当します。

銀行は、退職金が出てお金をたくさん持っている人、これから資産運用でもはじめようかなという人をターゲットに、金融商品をすすめて、手数料をザクザク吸い上げていきます。

まちがっても、銀行の【無料相談窓口】などに足を運ばないように気をつけましょう!

『客が得するものじゃなくて、自分たちが得するものを売ろうとする』

これが、銀行です。

だって、銀行のビジネスモデルですから。

これで銀行員の方々は生活しているわけですから。

もうひとつ、
【貧乏人に借金をさせて金利をもらう】とは?

これは、家を購入させて住宅ローンを組ませるということ。

これも多くの人があたり前のようにやっていることですね。

35年ローンもあたり前のように。

この金利も、銀行員の給料をわたしたちがせっせと支払っているようなもの。

ローンの期間が長ければ、長いほど、その金額は膨大になっていきます。

このあたりのお話は、つぎの❝新築マンションを購入してはいけない❞ につながるお話でもありますので、つぎの項目で引き続き解説していきます。



2.新築のマンションは購入してはいけない?!

まず前提として、山崎先生は、

家を買うことをおすすめしていません。

それは、次のような理由によるもの。

  • 自分のものになっても、価値が残りづらい
  • 維持コストがかかる
  • すぐに現金に換えられない
  • ローン(借金)の場合、銀行の儲け分だけ大きく損をする

わが家は賃貸ですが、世の中を見渡すと、みんな結婚したり、子どもが生まれると、わりと早い段階で家を購入する人が多いですよね?

決まり文句は、『家賃がもったいないから』

あたりまえのように、35年ローンを組んでいきます。

実は、この35年ローンが怖いのです。

たとえば、

4,000万円の家を購入したとします。

35年ローンを組むと、金利含めると、トータルで7,000万円支払うことになります。

3,000万円も多く支払って、やっと自分のものになるんですね?!

この3,000万円ってなにか?っていうと、

おもに銀行員の給料ですよ。

恐ろしいですね~。

このような状態は、❝銀行の奴隷❞と山崎先生はおっしゃっています(苦笑)

家を購入する時には、

本当に、この物件に7,000万円の価値があるの?』

と自問し、思考する必要があります。

ここの判断をあやまると、日々の節約(野菜を10円安くとか、外食を我慢するとか・涙)は簡単に吹き飛びます。

100万、200万と差が出ます。

なので、ローンを組むときはこのあたりもしっかり考える必要があります。

生涯稼げるお金って、なにか特別な事態がおきない限り、おおむね変わらないわけですから、限りある自分の資源は有効に使っていかなければなりません!

そして、そのような中でも一番購入しちゃいけないもの。

それが、『新築マンション』です。

なぜ、購入してはいけなのか?

理由はつぎのようなことから。

  • 新築マンションの販売価格には、つぎのものが上乗せされている
    CMなどの広告費モデルルーム費など
  • マンションは土地の所有権がほとんどない
    そのため、老朽化すると価値が残りづらい

なので、家を購入するにも、物件をしっかり選ぶ必要があります。

マンションでも、新築ではなく、中古でよい物件を探すとか、

一戸建て(こちらも新築中古などでよいと思いますが)を購入するとか。

あとは、なるべくローンを組まないで購入する方法を考える。

そして山崎先生は、『これから人生が動く若い人ほど、賃貸が無難』とおっしゃっています。

自分はどのようなスタイルを選ぶのがベストなのか?

世の中の流れに惑わされずに、あなたにふさわしい形を選ぶようにしてくださいね^^

3.保険には入らない

山崎先生は、『保険に入る必要はない』とおっしゃっています。

それはなぜか?

理由は、今までお話した銀行や不動産と同じです。

保険商品には、人件費や広告費などが、

なんと!、半分近く含まれています。

そのほかにもつぎのような理由があります。

  1. あらかじめ詐欺を受けることを想定した保険料設定
  2. 保険商品の手数料や運用方法、保険料の計算方法が不透明
  3. 保険会社が倒産すると戻らない場合もある
    (銀行と違い、1,000万円までの預金保証がない)

1番のあらかじめ詐欺を受けることを想定しているとか、

2番の保険料の算出方法が不透明など、

にわかに信じがたい理由ですが、山崎先生は、保険会社でもお仕事されていましたので、実体験に基づく結論(理由)になります。

3番の保険会社が倒産するとお金が戻らないという理由については、保険商品でも貯蓄型や年金保険などが注意が必要です。

保険会社が倒産することなく、貯蓄や年金を受け取ることができればなにも問題はありません。

もし、倒産するようなことがあると保険会社にはとくに預金保証などがありませんので、戻らない可能性もゼロではない。

貯蓄や年金として考えるときは、保険会社にお金を預けるよりも、1,000万円までの預金保証のある銀行に預けていた方が安全で無駄もないということになります。

じゃあ、保険に入らないでどうすればいいの?

という疑問になると思います。

山崎先生は、つぎのようなことをおっしゃっています。

人生には不安はつきもの。

不安を解消するためにさまざまな保険に入っていてもキリがない。

いろいろ加入する分だけ、相手に支払う手数料(保険会社の利益)の負担が大きくなるだけ。

やることはシンプルで、

毎月必要な分だけお金を使い、あとは、なにかあったときの❝備え❞として貯金する。

その貯金を運用する。

ほんとうに何かあったときには、そこからお金を使う。

いやあ、実にシンプルですね。

わが家も保険はちょっと見直す必要がありそうです(苦笑)

初心者におすすめ!お金の増やし方3選

山崎先生から教えていただたお金と人生の選択・考え方を頭に入れて、いよいよお金を増やしていかなければなりません!

そうはいっても、あまりリスクをとりたくない、リスクをとれないという方も多いのではないでしょうか?

山崎先生は、リスクをとることを抑えて、初心者がやりやすい方法を教えてくれます。

その中でも、わたしが必須だなと思ったことは、つぎの3つです。

  • 個人向け国債は変動10年型
  • 投資信託はインデックスファンド
  • NISA、イデコを活用する

この3つは抑えておいた方がよさそうです!

リスクも少なく、難しくもありません。

お金も増やすことができます。

ここでそれぞれを説明していくと非常~に長くなってしまいますので、

気になる方はぜひ本を読んで、具体的方法を学んで実践してみてくださいね^^

まとめ

経済評論家の山崎元さんの本『お金の増やし方を教えてください』について感想・ご紹介をさせていただきました。

銀行に近づかない、新築マンションを買わない、保険に入らないなど、お金と人生の選び方や考え方を学べる本でもあります。

お金の基礎知識が身につきます。

そのうえで、どのような行動をしていくと良いのか?

具体的にわかりやすく教えてくれます。

お金の勉強初心者の方や、あまり知識がないけどお金を増やしたい!という方にはおすすめ本です。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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