『日日是好日』禅語の意味とは?樹木希林さん遺作映画のあらすじや原作について

引用元:日日是好日 公式HP URL:http://www.nichinichimovie.jp/

こんにちは、karenです。

先日、この世を去られた、女優の樹木希林さん。

実は、遺作映画が2本あり、これから上映されることになっています。

そのうちのひとつ、『日日是好日』

こちらは、茶道を習う女性の日々と心や成長を描いたもの。

『日日是好日』、なんとも不思議な感じのする言葉ですが、どんな意味なんでしょうか?

映画の原作やあらすじなどを含め、この言葉について調べてみましたので、よかったら読んでみてくださいね^^



Contents

樹木希林さん遺作映画『日日是好日』原作やあらすじ

こちらの動画は、映画の予告です。

映画の伝えたいエッセンスがギュッとつまっていて、伝わってきます。

樹木希林さんの遺作映画となった『日日是好日』の読みかたですが、『にちにちこれこうじつ』と読みます。

映画『日日是好日』のあらすじ

真面目で、理屈っぽくて、おっちょこちょい。そんな典子(黒木 華)は、母に勧められて、お茶を習うことになった。二十歳の春だった。就職の挫折、失恋、大切な人との別れ。いつも側にはお茶があった。五感を使って、全身で、その瞬間を味わった。やがて、『日日是好日』という言葉をかみしめていく美しき時の流れ。この映画は、内なる自由と生きる喜び、そして、かけがえのない❝今❞を描く物語である。

引用元:日日是好日 公式HP、URL:http://www.nichinichimovie.jp/

映画のあらすじはこんな感じです。

黒木 華(はる)さん演じる主人公の典子の茶道体験を通して、人生の気づきや学びを得て成長していく物語。

茶道は五感をフルに使って、おこなうもの。

映画の紹介でも、次のように書かれています。

雨の日は雨を聴く。 

雪の日には、雪を見て、 

夏には夏の暑さを、

冬には身の切れるような寒さを。

五感を使って、全身で、

その瞬間を味わう。

引用元:日日是好日 公式HP、URL:http://www.nichinichimovie.jp/

茶道は、形から入って、五感を研ぎ澄ましながら、精神性を高めていくもの。

典子の師匠(茶道の武田先生)を演じるのが、樹木希林さんです。

予告編で登場する樹木希林さんを見ているだけでも、なんとも胸が詰まる思いですが、

希林さんの存在感と温かさに、人生を深めるとは? 生きるとは? いったいどういうことなのか、ということを考えさせられます。

希林さん演じる武田先生が、茶道と存在を通して、典子を導いていきます。

ただ者じゃないお茶の先生。

実際の樹木希林さんの存在感にぴったりの役どころですね!

人生をあらためて見つめなおしてみたいという方は、ぜひ、おすすめの映画です。

映画『日日是好日』の原作は?

映画『日日是好日』の原作は、人気エッセイストの森下典子さん著

『日日是好日 ~「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』 です。

予告編の中でも、『世の中には、すぐわかるものと、すぐにはわからないものの2種類がある』といっていますが、

著者もお茶を習い続けて、20代、30代と過ごし、40代と越えてようやく気付くことがあったようです。

お茶は常に、過去の自分と比べるもの。

でも一般的に教わることは、どちらかというと他人との比較です。

これを無意識のうちに習慣化付けられてしまいます。

もう本当に無意識にやってしまうことなので、この世の中を生きる上での、苦しみのひとつになりやすい。

茶道と、一般的なあり方の、大きな視点の違いです。

原作本では、映画とはまた違った感覚で、人生というものを捉え見つめなおすことができます。

原作本もおすすめですよ^^

映画『日日是好日』の公開日、詳細

映画『日日是好日』の公開日や詳細などは、つぎのとおりです。

  • 映画公開日:2018年10月13日(土) 全国公開 
  • 監督・脚本:大森立嗣(おおもりたつし) 
  • 原作:森下典子 
  • 公式HP:『日日是好日』 
  • 公開劇場一覧

樹木希林さんの遺作映画なので、かなり混雑が予想されます。

前売りチケット購入や、早めに劇場に足を運ぶなどすることをおすすめします^^

そもそも『日日是好日』ってどんな意味?

『日日是好日』という言葉は、禅語のひとつ

中国唐時代の雲門文偃(ぶんえん)禅師の語です。

意味としては、❝自らの生き方に、日々の好日を見出すこと❞

人生には、良い時もあれば、悪い時もあります。今の状況がどんな状況であろうとも、日々は好日であるということ。

たとえば天候も、晴れの日もあれば、曇りの日もあり、雨の日もあれば、風が吹く日もある。

どんな天候でも、意味があり、役割がある。すべて良し。

人生もおなじで、今日という日は二度と、二度となくて、どんな状況にあろうとも、必ずあなたの人生に意味があります

精神世界でもよく、❝物ごとに良いも、悪いもない❞ ということをいいますが、『日日是好日』と同じような意味でいわれてます。

一見、ネガティブな出来事、悪いような出来事にも、必ず意味があって、肯定的側面があります。

悪い出来事にも立派な意味があって、必要があるから起きている。

確かにあまりに辛いことだと、受け入れるのも難しくて、落ち込み、逃げ出したくなりますよね。

「なんで私ばっかりこんなヒドイ目に合わなきゃいけないのよ」

なんて、神様を恨むこともあるでしょう。

でも、あきらめずに、そこからまた再び立ち上がれば、運命も好転していきます。

『日日是好日』の真意は、❝主体性❞ にあります。

多くの人がその悪い出来事の、悪い側面にフォーカスしてしまい、そちらに焦点をあて続けてしまうというところがあります。

実際、わたしも人生で散々これをやってきて、今でも、ネガティブな方に偏ってしまうことがあります(苦笑)

でも、運のいい人とか、上手く切り替えて新しい流れに乗っていける人というのは、

この不幸な時は、一旦立ち止まるとき体力を温存するとき、ということをちゃんと感覚でわかっている人。

そうすると、次のチャンスが巡ってきたときに、体力が温存されて復活しているので、ジャンプしていけるのです。

詩人で書家の
相田みつを さんの『日日是好日』

日日是好日

ふっても

てっても 

日日是好日 

泣いてもわらっても 

きょうが 

一番いい日 

わたしの一生の中の 

大事な一日だから

相田みつをさんは、日日是好日のことを、

自分の都合という損得勘定の ❝ものさし❞ を捨てた先の話 といっています。

欲を越えたところを見ると、どんな状況でもすべてよし。

だから、『日日是好日』 なのですね^^

まとめ

故・樹木希林さんの遺作のうちのひとつ、『日日是好日』が10月13日(土)に公開されます。

原作の森下典子さん著『日日是好日 ~「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』 とともに素晴らしい作品です。

人生をあらためて見直したい方、

自分ともっとしっかり向き合いたい方、

生き方を知りたい方、

などに、ぜひおすすめの作品です^^

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

※関連記事

『樹木希林さん芸名由来にも人生観が!言葉や名言からも見える生き方』

『人生フルーツの暮らしや生き方に感激!映画や本の感想まとめ』
(※こちらの映画は樹木希林さんがナレーションをつとめています)

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